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鉄筋組み [家づくり]

捨てコンクリートを打った翌日の早朝、工事現場を見に行くと既にトラックが止まっている。

 おぉ、随分早いな。まだ、6時半なのに...

私:「おはようございます。」

トラック運転手(T):「おはようございます。」

私:「施主です。」

(T):「あ、どうも

私:「早いですね。鉄筋ですか?」

(T):「はい。そうです。けっこう積んでいるんでどこに下ろすのかなぁ、と思って。」

私:「多いんですか?」

(T):「そうですね。普通1件あたり1t2~300位なんですけど、ここは3t300位ありますからね。」

2世帯仕様の住宅の上、土地の形状に段差があるため、高基礎が多いのが一番の原因だろう。

 ここでも、ちょっと余分に金かかってんのね

まぁ、仕方ない。

礎はしっかりつくっておかないと。

取り返しのつかないことになる。

 

この日から、家の土台作りが本格化してきた。

毎日のように現場をチェックしていても、動きが見えて楽しい

 

そういえば、この間現場を見ていたら、既存のフェンスがちょっとおかしいことに気づいた。

近寄ってみると、おそらく重機が当たったのだろう。軽く「く」の字に曲がっていた(-_-;)。

 う~ん、解体の時にやったのか?

 それとも、基礎工事が始まってからやったのか?

 地鎮祭のときは気づかなかったなぁ...

まぁ、いずれにしても大成の責任なので(監督責任)、営業のT氏に報告。

すると、案の定というかやっぱりというか知らなかったようです。

「すみません。本来ならばこちらから”すみません。壊してしまいました。”とご報告しなければならないのに。申し訳ありません。」

そして、後日現場監督のM氏より連絡が入り、

「現場のほう確認しました。同じものを取り寄せているので外構工事の時に直します

とのこと。

 

裏現場監督の面目躍如といったとこでしょうか

いや、ただの小うるさい施主と映っているんでしょうねぇ

 

 


地盤補強・遣り方・墨出し [家づくり]

地鎮祭が終わって1週間あまり...

 

なかなか現場が始まらない。

施主としては、じれてしまう心境です(-_-;)。

まったく止まっているわけではないのですが、はっきり言ってはかどっていない。

 

そんなこんなで9月に入ってから、ようやく現場らしい動きがでてきた。

それでは、順を追ってご紹介します。

【遣り方】

建物の位置を正確に配置するのに行います。

【地盤補強】

大成建設の特許であるRES-P工法と呼ばれる鋼管による地盤補強です。

 写真の所々に丸いキャップがされているのが、打ち込まれた鋼管です。

見た目は、建設現場の足場パイプみたいなものです。

 

【地業】

砕石を敷いて、突き固めを行います。

上の写真が仕上がった状態。

 

【墨出し】

砕石の上に、捨てコンクリートを打設し型枠の位置や鉄筋の位置の印をつけていきます。

 

ここまでが20日までの工程です。


冷蔵庫が... [日常]

仮住まいへの引越が終わり、2週間くらい経ったときでしょうか。

朝、起きてスポーツドリンクで喉を潤そうと思い、いつものように何気なく冷蔵庫を開け、グビグビグビっと飲み始めると何となくぬるい。

 まぁ、こんなもんかもしれない...

とその時は気にも留めずにいた。

そして、仕事から帰ってきて風呂上りの一杯!

プシュッ!コポコポコポ...

 ふぅ、労働後の一杯は格別.....ん!?

 

うまくない。

というか、ぬるい...

 

ここで、気がついた。

どうやら冷蔵庫がおかしい。

 

庫内のツマミを確認してみても、「弱」になっているわけでもない。

 

「そのうち復活するかもしれない

と何の根拠もない淡い期待を抱きながら、数日が経過。

 

冷蔵庫は、まるで病魔に侵された人のように日に日に冷却能力が衰退していく。

とうとう、メインの冷蔵室が”ただの収納スペース”になってしまった。

しかし、まだチルド室はかろうじて”冷蔵庫”と呼べる室温になっている。

慌てて生ものをこっちに移す。

 

明らかに故障だ(気づくのがおせーっつうの!)

しかし、悪いことは重なる。

時期が盆前だったのだ。

メーカーや近所の電気屋さんに問い合わせるも、

「お盆で休みに入ってしまうので、早くて18日あたりになってしまいます」

との回答。

 なんてこったい...

 

そこで、また妻が言い出した。

「どうせなら新しいの買っちゃってもいいんじゃない!」

 

でたーっ!

新しいもの好きめっ...

自分も新しいものは嫌いではないけれど、何かと出費がかさむこの時期。

修理で凌げれば、それに越したことはない。

しかし、冷蔵庫はこのままでは余命いくばくもない...

 

 仕方ない...

 とりあえず見に行くだけ見に行くか

 

翌日、近所のヤマダ電機に足を運んだ。

冷蔵庫なんて一度買ってしまえば、しばらくもつ。

したがって最近の製品情報なんて何もない。

そんな状況でいざ行ってみると、

 ありますねぇ~、いろいろ。

大なり小なり。

そして、店員さんの説明を聞いていく中で、気に入ってしまったものがこれ

 愛情ホット庫(シャープ製)

家族それぞれが、ばらばらの時間で食事をしても、常にできたてのあたたかさが保たれるスペースがついているというすぐれもの。

で、値段を見ると...

 17万円!!

 たっけぇ~

 

と、とりあえず修理だ、修理

 

「修理代が3万を超えるようであれば買い替えを検討する」

という線引きをして、19日修理に来ていただいた。

 

家に帰り、さっそく聞いてみた。

私「いくらだった?」

妻「1万円」

私「おぉ!上出来じゃん!」

妻「最初はもうちょっと高いこと言われたけどまけてもらった」

 

さ・す・が <m(__)m>

 

どうやら、冷却ファンが壊れていたらしい。

直そうと思う頃には、パーツが製造中止になっていたりして、メーカーもしっかりしてるよなぁ...

 

とにかく安くあがって、よかったっす(^^)

10日ぶりの冷えたビール

 うまかったなぁ~~

 


地鎮祭~思わぬ妨害者 [家づくり]

盆明けの8月下旬、我が家もようやく地鎮祭を執り行う日が参りました。

 

はっきり言って日常から信仰心のかけらもない私、正直

 「やってもやらなくてもいいんじゃないの。金もったないし...(-_-)」

とバチ当たりな考えもしたものですが、まぁ、儀式の一つして行うことにしたのです。

準備は大成の方ですべてやっていただいたので、こちらが用意するものは

 手間賃...もとい初穂料

のみです。

 

地鎮祭には、私(施主)、妻、息子、義父と大成サイドのT氏、N氏、現場監督のM氏、下請業者(基礎、電気)が出席しました。

 

さっそく、神主が祝詞を読み上げ、粛々と式が進行すると思いきや、何だか仮設テントが揺れてます!

 「お!地震か?」

何のことはありません。

息子がテントの柱を掴み、グラグラ揺すって遊んでいたのです。

子供にとっては、何もおもしろくない事。

じっとしているわけがありません。

テント遊びが終わったかと思いきや、次は更地になった土地に落ちている石を拾い出して、重ね始めたじゃあ~りませんか!

 「おいおい頼むから投げないでくれよ(-_-;)」

そして、今度は神主の顔を下から覗き込む始末...

 「ぷっ

思わず吹き出してしまったのは言うまでもありません。

 

 神主さん、すみません。悪気はないんです

  わざとではないんです

   決して神様をおちょくっているわけではありません!

 

相変わらずうろうろしている息子を横目に何とか滞りなく進む儀式。

 

一息ついて、はっと気づいたことが!

鍬入れするために盛ってある砂の山...

 「頼む!ここだけはここだけはその存在に気づかないでくれ!息子よ。」

気づいたら最後、ゴジラのように踏み潰すに決まってる

 

 

...何事もなく、鍬入れも終わることができました。

 よかった。気づかれなくて...

 

そんなこんなで、無事何とか地鎮祭も終わり、地縄を張って建物の位置の確認も行いました。

いよいよ、いよいよ現場が動き出します。

 いやぁ~、楽しみだなぁ~!

 

そして、今まで回想録だったこのブログもリアルタイム更新に近づいてきました。

幸い仮住まいの場所からも近いので、裏現場監督となって逐一チェックしたいと思います(^^)

 

 

関係ないですけど、初穂料とかを渡すタイミングって難しくないですか?

 


解体工事~劇的ビフォーアフター [家づくり]

7月25日から既存家屋の解体工事が始まった。

いよいよ、実際の家作りの第一歩が始まりました。

ここまでを振り返ると、長かったですねぇ~!

当初の予定(青写真)では、5月連休明け頃には解体は終わっていたはずでしたので(^_^;)

 

前日に仮住まいへの引越しが完了したばかりでしたが、少しでも早く工事に取り掛かれるのであれば、その方がいいと思い引越しも頑張りました(^^)。

しかし、大人2人+子供1人の家族構成とはいえ、曲がりなりにも一軒家で生活していたせいか、予想していたよりも”家財&いらないもの”が出るわ!出るわ!

とても仮住まいの2DKになど収まるはずもなく、3点は引越業者に一時保管していただき、残りはお互いの実家に持って行ったり、売れるものは売りさばき、捨てるものは潔く捨てました!

 

話を解体工事に戻し...

いまさら感じることですが、造るのは時間かかるのに

 壊すのは早いなぁ~!

ってことです。

                  【解体工事4日目の状況】

 

1日目:主に建物周囲の植栽を伐採し、敷地周りを養生

2日目:玄関入口に使われていた90cm□くらいの御影石の摘出?保存

    つくばい、置き石、踏み石等使えそうなものは保管

    2階部分から壊し始める

3日目:リビング、ダイニングも解体開始

4日目:写真の通り(^^)

(中略)

12日目:西側にある伐採予定の柿の木を残してほぼ更地状態

13日目:解体工事完了

 

当たり前ですけど、何もないと広く感じますねぇ~!

                   【解体後の真っ更な状態】

たぶん、北側のお隣さんはかつてない日当たりの良さを満喫されていることでしょう

つかの間のサザンビューをご堪能下さい。

これからトンカントンカンうるさい日々が続きますので...


追加見積 [家づくり]

本契約段階で、(自分の中で)かなりプランの完成度を上げておいたつもりでしたが、やはりそれでも多少の追加工事はありますね。

あらかじめ、リビングの造り付け収納は追加として見込んでおりましたが、他のもろもろを合計すると、

 

 合計84万円也(消費税込み、値引き込み)

 

うん、うん。上出来じゃあないでしょうか。

でも、単純に増えたわけではないのです。

当初の内部建具、外部建具の箇所では

  約-10万

ですから、それなりに凹ませられたところもあったわけです。

では、何で金額が膨らんだかというと、

  1. 造り付け収納(システムファニチャー)
  2. 衛生設備(トイレ、手洗器)
  3. 外構の一部を石調のタイル仕上げ

こんなとこでしょうか。

私の中で、特に想定外だったのがトイレのグレードアップ

そして、とどめの手洗器の自動水洗

 おいおい、家庭の手洗が自動水洗なんて見たことがねぇぞ...

 まさに、潔癖性の極み(^_^;)

「汚れた手で蛇口をひねらなくていいでしょ!

だって...

別に、そんな機能なくてもいいんですけど...

 

 そんなにほこりや汚れが嫌なら地球から出て行けぇ~!!

 

と、たまに吼えてみるのですが、あまり効いていないようです

 

そんなわけで、妻にとっては希望する設備はすべてといっていいほど取り込むことができたのではないでしょうか。

 

これ以上の追加はたぶん、おそらく出ないでしょう。

あ、でも外構で少し出る可能性があるなぁ...

でも、そのくらいでしょうか。

 

当初の目標だった、「契約した後に、ちょっとぜいたくがしたい!」という希望は叶えられそうです。

そのために、最初に予算枠と完成度にこだわったのですから...


電気配線 [家づくり]

営業のT氏より、「スイッチとコンセントの位置や種類を図面に落としたものを送りますので、確認をお願いします。」

とのことで、後日その図面が郵送されてきた。

 

 

最終決定は、上棟の時で構わないということだったが、それにしてもいきなり図面の中に○や□や線が所狭しと書き込まれている。

図面の右のほうには、記号の意味が一覧で載っている。

 目がチカチカしてきた(T_T)

しかし、じっくり眺めていくうちにだんだん書いてある意味が分かってきた。

 う~ん、なるほど。

  あ、ここのスイッチがこの部屋で...

  階段は、3路スイッチか...

ほとんどの箇所は、日頃から設計しているプロが計画しているのだから問題はない。

別にこのままでも何ら支障はない。

でも、せっかくだから乏しい想像力を働かせて(^_^;)、新しい家での生活を描いてみる。

というわけで、

  • 玄関ホールにコンセントを1箇所
  • TV端子を親寝室と子供部屋に追加
  • LAN配線と光ケーブルを将来的にすんなり引けるように先行配管を追加
  • 外部コンセント(防水)を追加

こんなとこでしょうか。

個人的には、有線LANで繋がなくても無線で十分届く気はするのだが、いざ導入して通信状態が悪かったら困ってしまうし、聞いてみたところ費用はそれほどかかるものではなかったので、設置してもらうことにしました。

後になって、ケーブルがむき出しになって上下階をつないでる、なんて事態になったら、見てくれ悪いですしね。

 


契約後の打合せ [家づくり]

さて、正式な契約も済んでトラブルも解決してすっきりとした気分で色合わせ等の打合せ。

と、その前に予め追加工事で見込んでいる作り付け家具で実際に見て確認しておきたいものがあったので、新宿の

松下電工ショールームhttp://national.jp/sr/index.html

に午前中に足を運んだ。

訪れたのは初めてだが、いやぁ~でかいでかい!

単体のショールームで、こんな大きいものは見たことがない。

 

さっそく、設計図面を小脇に抱え中へ。

お目当てのものは、主に2つ。

1つは、見積に入っている洗面化粧台の

 きらりクレア:http://national.jp/sumai/dressing/kirari-clea/

機能のだいたいは、把握していたので面材を確認しました。

木目調がいいか、色物がいいか...

床をダークブラウン系と決めているので、同じような色にしてしまうと重くなるかもしれない...

かといって、ドンっと原色系はどうだろうか...

 まぁ、何色かピックアップして午後からの打合せで聞いてみよう。

 インテリアコーディネーターの方も同席するし。

それにしても、こういうの選んでいるときは楽しいですねぇ~

2つ目は、造作家具で検討している

 CUBIOS:http://national.jp/sumai/shuno/products/c_25.html

いろいろな組み合わせが可能で、カラーも豊富。

本物志向の方には、こういった工業製品はイマイチかもしれませんが、何せ収まりがいいし機能的。そして都会的。

当初は、大成サイドから提案していただいた永大産業製のものを中心に見ていましたが、他にも思いつくままにあちこちのメーカーを見ていたら、松下を妻が発見したのです。

 「あ、これがいいっ!」

ということで、洗面を見た後、すぐCUBIOSを見に行きました。

ディスプレーには、37型のプラズマテレビ(言うまでもなくPanasonic製)が置かれており、このくらいのサイズを目論んでいる私達にはちょうどいい見本。

現物をみると、けっこう大きいんですね。37型って。

眺めていると、案内の女性が来てくれました。

それから、面材や実際の寸法を確認して図面を基に何パターンかシミュレーションしていただきました。

 便利ですねぇ!

 これでプランの立体イメージと概算金額がわかります。

ちなみに、この時お姉さんが操作していたソフトはダウンロードすることができます。興味のある方はお試しあれ。

 http://national.jp/sumai/shuno/cubios-premier/index.html

 

日曜日だったせいなのか、この日がたまたまだったのかわかりませんが、すごい人でした。

でも、ここは広いしインテリアの参考にも見る価値はありますね。場所は汐留にあります。

 

汐留のショールームを後にし、一路大成建設が入っている新宿パークタワーへ。

この日は、営業T氏の他に初めてお目にかかるインテリアコーディネーターのOさんが同席しました。

まずは、外回りから決めていきます。

主な部分を紹介します。(とはいっても写真があるわけではありませんが(^_^;))

外壁:白色(真っ白ではない)、吹付け仕上げ

屋根:紺、スレート(コロニアルNEO)

サッシ:シャイングレー、断熱サッシ、防犯ガラス仕様(一部遮光フィルム)

玄関ドア:両袖タイプ→一枚扉に変更

勝手口:標準キー→ディンプルキーに変更 やっぱ防犯対策はしとかないと

玄関土間:ゾーナストーン(石調の乱張り)→ホワイトバーチ(30□のタイル)

      これはOさんと意見が一致「こっちのほうが似合う!」

 

続いて、内部。

フローリング:1階ダークブラウン、2階ホワイト系

キッチン:対面キッチン(ヤマハ製)

化粧洗面台:きらりクレア(松下電工製)

風呂:1.25坪タイプ(ヤマハ製)

    ワイド浴槽も値段は同じということでしたが、水の使用量がかなり...

    ということで、標準的な浴槽に。

トイレ:ネオレストSD1→SD2(TOTO製)に変更

    ま、またさらに高いのにしやがって...

ドッグスペース:上半分を収納に変更

    今は、子育て&家の建て替えで妻の親元で暮らす愛犬のハッピー

    (柴犬♂)よ、部屋作って待っているからね(^^)

 

その他、部屋のドアノブの形状だの色だのクロスだの...

次から次へと決めていき、この日でほとんどのものを決定させました。

和室(ふすま、天井、畳等)に関しては、この日ずっと子守をしていてくれた義父に選んでもらいました。

 いずれ一緒に住むのだから、好みのものをどうぞ(^^)

 カーテン、照明を選ぶときは義母さんどうぞ(^^)

T氏の話では、

「なかなか決まらない方もいらっしゃいますし、色打合せが1回で終わるのは珍しいです。」

とのこと。

イメージが固まっていたおかげか、深く考えていないせいなのか(^_^;)...

いやいや、契約前に計画を詰めるだけ詰めた成果である!

と言っておきましょう

 

 

 

 


トラブル~終結 [トラブル]

6月23日のM氏から連絡を受けて、おおよそ1週間。

やっと解約の書類が手元に届いた。

さっそく封を切って書類を見た。

書類は複写式になっており、精算金額の内訳がボールペンで書かれていた。

  • 設計料 約12万
  • 諸経費 約1.5万
  • 印紙代 1.5万
  • 合計 約14万

まぁ、仕方ないでしょう。

100歩譲って(^_^;)、この金額で精算することを甘んじて受入れることにした。

最初の提示額50万からすれば大幅な改善だし、一応明細も書かれている。

こちらも署名した手前、責任もある。

  ...と言い聞かせて。

したがって、この解約書類に署名して返送し、三井側で処理されれば精算金を差し引いた額90万弱が口座に戻されることになる。

  ふぅ...やっと解決できる。

HP等で紛争や裁判沙汰になっている状況を書かれている方を考えれば、「ちょっと火傷をした程度」で済んでよかったと思う。

 

翌日、このことを大成のK氏に連絡した。

K氏:「よかったですね!その位で収まって。」

私:「はい。いろいろ余計な気を遣わせてしまってすみませんでした。」

K氏:「ところで、打ち合わせの中で新たに追加工事となるところはありますか?」

私:「はい。多少はありますね。」

K氏:「わかりました。それではその追加の見積が出たらT(営業)に、こちらに回すように指示して、そこから15万値引させていただきます。」

私:「あ、ありがとうございます(;_;)!」

K氏:「いえいえ。そのかわりこれ以上は勘弁して下さい(笑)。」

私:「それは、もちろん

 

ということで、実質自腹を切ることはなくなった。

 本当にありがとうございます!!

 

これで、やっと、やっと家作りに本腰を入れることができます。

 

ちなみに、K氏はこのことは一切部下である営業T氏、設計N氏には伝えていないのです。

部下に余計な気を遣わせたくないというK氏の判断なのでしょうが、

  男ですよねぇ~

だから、値引の件も自分の決裁で行うという形をとったのでしょう。


後日談として、追加見積を提出していただいた時にT氏が、

「通常、契約後の追加見積に対して値引はしないのですが、Kからの指示で値引させていただきます」

ということを仰られました。

特別な配慮をしていただいたことを実感し、改めて感謝の気持ちで一杯になりました。


トラブル~解決への糸口 [トラブル]

6月23日。

前日は水曜日、いわゆる住宅業界の休日であり悶々と一日を過ごしていた。

 どうすればいいか?

 第三者に入ってもらって解決を図るか?

 いや、あまり事を荒立てなくない...

  

 あ、そうだ。

 まずは、会社の中の第三者「カスタマーセンター」とか「お客様相談室」

 といった窓口に連絡してみよう。

 

さっそく、ホームページを調べてみる。

...(クリック)

...(クリック)

......

 

それらしき連絡先が載っていない。

 ん~、そんなはずはない!

それでは、とyahoo検索でいくつかの単語を入力して

  検索!

 あ、あった、あった。それらしきものが。

フリーダイヤル0120-○△■-●※×

さっそくメモをし、電話をかけた。

「はい。三井ホームです。」

 あ、あのですね。そちらで契約しているhidenosukeと申しますが、

 解約の件で伺いたいことがありましてお電話したのですが。

「はい。担当の営業は何という者でしょうか?」

 ○○支店のMさんです。

「は?あの、こちらは北海道なんですが

 あ...そうですか。すみません

 それでは、申し訳ないのですがこちらのエリアの窓口の番号を

 教えていただけませんか?

「はい。よろしいですか?03-××××-××××です。」

 ありがとうございます<m(__)m>

 おぉ~、あぶない。あぶない。

 まったく関係のないところにクレームをつけるところだった...

 でも、これでしっかり窓口がわかったぞ。

 

気を入れなおして、教えていただいた番号に電話をしました。

三井(以下MH):「はい。三井ホームです。」

私:「hidenosukeと申します。お世話になります。解約のことでお電話したのですが。」

MH:「はい。どういったことでしょうか?」

私:「今ですね、三井さんと5月31日付で請負契約を交わしているのですが、こちらの都合で解約したいんです。それで、先日担当の方と話をしたところ諸費用、設計費込みで50万って言われたのですが、契約後、打ち合わせなんて1度しかしてないのに、50万はないんじゃないですか!

それに、契約前までの提案ってサービスですよね。それなのに契約したとたん設計料がかかるんですか!?」

MH:「担当の営業は何という者ですか?」

私:「○○支店のMさんです。」

MH:「わかりました。50万という金額はともかく、設計料は発生してしまいますね。」

 その後も、期日付きでの契約であったこと、したがって諸手を挙げて三井と契約を結んだわけではないこと、実態としては形式上の契約であったこと等々、主張すべきところは全部話をした。

最終的に主張したことを要約すると、

 形としては契約をしてしまっているので、違約金を支払う意思はある。

 しかし、50万は常軌を逸している。

MH:「わかりました。今伺ったことをこちらから直接、Mの上司に伝えます。そして、必ずhidenosuke様の方へ連絡させるようにしますので、ちょっとお待ちになっていて頂けますか?」

私:「はい。わかりました。」


この日、私は夕方から会合がありホテルの会議室の一室にいた。

ここに来る前に、一旦自宅に戻って留守電にM氏の上司を名乗るT氏の伝言が残っていたことは確認していた。

ただ、その内容がノイズが多いのか声が小さいのか、よく聞き取れない。

なんとなく、「また、連絡します。」と言っていた気がする。

会議室に入って10分くらい経っただろうか。

携帯が鳴った。M氏からである。

 もう、会議なんてそっちのけだ。

すぐ会議室を出て電話に出た。

M氏:「三井ホームのMです。」

私:「どうも。」

M氏:「昼間、上司から”おい、M、こんなのが来ているぞ”とFAXを見せられまして、内容のほうは確認しました。」

私:「ええ。直接窓口の方に電話させてもらいました。」

M氏:「伺った内容は一部食い違っているところもあるみたいですが...先日お会いしたときに話はついたと思っておりましたが、違っていらっしゃるようで。」

 あたりめーだよ

私:「はい。到底納得できる金額ではありませんから。」

M氏:「はい。今、hidenosukeさんの意向に沿う形で正式に社内で稟議書を作成しております。もし、そちらの金額でご納得できないときは、公の場で解決するしかありませんが。」

私:「わかりました。」

1週間程度して正式に解約の書類が郵送されるという。

そして、その内容に納得できれば署名して送り返す段取りらしい。

 

 よし!これで50万の線はなくなった!

 やはり個人的な判断でふっかけていたようだ。

 ふふ。上司からたっぷりお灸を据えてもらえ)^o^(

 

なんて思っていると、再び携帯が鳴った。

大成のK所長からだ。すごいタイミング!

私:「はい。」

K氏:「いや、どうなっているかと思いまして。気になってお電話したのですが。」

私:「今、ちょうどむこうとその話をしてたんですよ。」

K氏:「それで、どうでしたか?」

私:「はっきりとした金額はわかりませんが、とりあえず50万ということはないようです。」

K氏:「そうですか。そうですよね。それはよかった。また金額が分かりましたら教えて下さい。」

私:「はい。分かり次第連絡します。」

 

 はぁぁぁ...何だか久しぶりにすっきりした気持ちになった。

 

書類がきて、内容を確認するまでは手放しで喜べないが、でも、やれることをやった甲斐があった。

 

この日は、会議の後の懇親会で久しぶりにおいしいお酒が飲めました

 

 


トラブル~ふっかけ [トラブル]

6月21日。

この日は、三井の支店にて契約解除の申し入れ後、はじめて営業のM氏と対面です。

予想通り、断った理由を再度聞かれました。

先日の電話でのやりとりでも話をした通り、これが決定打というものはないことを説明し、細かい部分のちょっとした差を積み上げていった結果、大成を選んだことを話しました。

心の中では、

 この間のあんたの態度がダメ押しだけどね

と叫びつつ、冷静に話を進めました。

 

そして、M氏も

「わかりました。私もこのままズルズル引っ張るつもりはないので。」

という返事。

水掛け論的展開にならずに終わりそうだと、やや胸を撫で下ろしている次の瞬間、私は耳を疑ってしまいました。

M氏:「それでは、経費や設計料もろもろ含めまして50万です。」

私:「ご、50万!ですか!」

  ふざけんな

  もろもろ50万って何だよ!

   明細を出せよ!

    根拠を出せよ!

いっそこの場でやり合おうとも思いましたが、頭の中は1%の「50万で済んだ」という気持ちと99%の「喧嘩売ってんのかこの野郎!」という気持ちが渦巻き、

 こいつと話し合ってもダメだ!

 直接上の方に言わないと!

という考えに、脳の思考回路が算段を立てておりました。

この場は、「そうですか。」としおらしく収めましたが、この金額を払うつもりは毛頭ありません。

それに最終的な金額の決定は三井サイドの解約の文書に署名をしない限りあり得ません。

ちょっと考えて、どう三井に対してアプローチしていくかを考えることにしました。

この場を後にして、とりあえず大成のK氏に報告をしました。

私:「金額が出ました。50万だそうです。」

K氏:「ご、50万ですか!それはまた随分ですねぇ...」

私:「はい。ただ、まだ特に正式に書面で提示されたわけではないんですけど。」

K氏:「それはちょっと高すぎますよ。50万ってお金を貯めるのに我々だったら大変ですよ!」

私:「そうですよねぇ。私もたぶん社内の基準に沿ってはじき出された金額ではなく、M氏のスタンドプレーで言ってると思います。」

 根拠はあった。

 大成の契約書には、施主の都合で解約する場合50万円で精算する旨が書かれていることを先日の電話のやりとりの中でM氏に言ってしまった経緯がある。

 この50万という数字は、ここからくる”あてつけ”なのだろう。

ちなみに大成曰く「50万とは書いてあるが実際にその金額をいただいたことはない」という。これはウソか本当かわからないが。

今はこっちの味方ですからね(^^)。

K氏:「そうですよ。おそらくそういうことだと思います。もう一度交渉された方がいいですよ。代われるものなら私が出ていって話をしたいのですが。」

 私:「はい。もう一度頑張ってみます。」

 


 家に帰り、妻に結果を報告。

私:「50万だって。」

妻:「取られたねぇ~。」

私:「まだ、書面を交わしたわけじゃないから。」

妻:「どうするの?」

私:「もう一度話してみるよ。」

 

妻の気持ちは、もう”手切金”的なものとしてある程度のお金を払って、話を先に(大成との打ち合わせに専念したい)進めたいという気持ちがあるので、それなりに腹はくくっているようだ。

私も基本的には同じ気持ちではあるのだが、如何せん50万はねぇ...

 

 そりゃ、ないでしょ!

 


またまた契約~3度目の正直 [家づくり]

6月19日。

大成の展示場にて、正式に建築請負契約を交わした。

例の如く、建築工事請負約款の説明、契約図面の確認をして、署名・押印。

一箇所記入漏れがあったので、つかさず指摘!

 気がついたときに言っとかないとね(^^)

かくして私は契約書に3回も署名した、まことに稀有な体験者となってしまった。

 印紙代無駄になったなぁ~(^_^;)...3万円分

申込金200万とのこと。

 

この契約の場に臨んだとき、心境はとても複雑でした。

何故なら、まだ三井との正式な解約手続きに入っていなかったからである。

契約書はすでに見飽きて?いたので、そちらの方ばかり気になってしまったのです。

それに輪をかけて、は、腹の具合がイマイチ...

 ギュルゥ~、グゥ~

 早く終わんないかなぁ~

 

話も終わりごろになって、幸いおなかのほうは何とか落ち着きました(^_^;)。

そして、引越しや仮住まいに関しての話があり、T氏より

「提携先があるので、おっしゃっていただければ連絡させますので。」

ということだった。

 

 いよいよ、本腰を入れて引越しと仮住まい先を探さないとなぁ...


トラブル~契約内容の確認 [トラブル]

6月14日。

改めて解約の意思は変わらないことをM氏に連絡。

私:「すみません。昨晩家内とも話し合った結果、やはり解約ということでお願いします。」

M氏:「そうですか...」

私:「はい。もう、腹は決まっていますので。ですから、できれば今週中のどこかで時間を作っていただきたいのですが。時間はそちらに合わせますので。」

M氏:「はい。しかし、ご存知のように今週末パシフィコ横浜で行われるイベントの準備で今週はちょっと時間が取れそうにありません。その後、月曜日から火曜日まで研修がありますので、その後でしたら。」

私:「そうですか。そういうことでしたら、火曜日の夕方で結構です。そちらの支店へ伺わせていただきます。」

M氏:「はい。わかりました。」

 昨日と打って変わって今日は静かです。

 また、食い下がられるのかと思いきや、妙におとなしいです。

 ”嵐の前の静けさ”ってやつでしょうか。


この間、私はネットや書籍やらを漁って契約に関する資料を探したりして、契約解除をした場合にどんな事例があるのか、いろいろ調べていました。

時には司法書士に電話で相談したり、ネットを介して建築士に相談したり。

専門化曰く、

  • 一日でも早く手続きを進めること。
  • 引き延ばしていいことはない。
  • 具体的な条件は話し合いで決めるしかない。
  • 最終的にそれでも解決しないときは、法廷での決着になる。

ということです。

 交渉かぁ...逃げるつもりはないけど、無駄なエネルギー使うなぁ...

 

どうも、この「建築工事請負契約約款」というものは、よく読むと業者寄りに作成されている気がしてなりません。

元々業界団体が作ったものだから、保身の策の意味も含まれているとは思いますが。

ちなみに、該当条項を抜粋して紹介しておきます。

(甲の中止または解除権)

第○条 甲は、やむを得ざる事由がある場合は、工事を中止し、または本契約を解除することができる。甲は、これによって生ずる乙の損害を賠償する。

(省略)

3.甲が本契約締結後着手に至るまでの間に、本契約を甲の理由により解除するときは、本条第1項の損害賠償の他それまでに要した費用も甲が負担するものとする。

(解除後の処置)

(省略)本契約を解除したときは、甲(施主)が乙(業者)にすでに支払った請負代金の一部および請負代金以外の負担金の合計額と、乙がすでに要した請負工事に関する費用および請負工事以外に要した諸費用の合計額との差額を、甲・乙にて精算し、甲の過払いがあるときは、乙は過払金を無利息にて返還し、不足のある場合は、甲はその不足額をすみやかに乙に支払うものとする。

 

という内容のもので、ポイントは契約してからどの程度の経費がかかっているかです。

素人考えでいけば、契約後の費用なんて、打ち合わせの回数は1回のみだし、その時の経費と契約書作成の手間くらいしかないのでは?と思ってしまいます。

しかし、契約した時点で設計料がカウントされてしまうと、またちょっと違ってきますよね。でも、契約前のプランニングはサービスだし...

 

一体いくら請求されるんだか、想像がつきません。

 

本心から言うと、

 全部返せ

と言いたいところですが、(経緯を無視して)書面だけで見れば多少の違約金的なものを支払うのはやむを得ないのかな、とも思ってしまいます。

 

やれやれ、どうなることやら(-_-;)。


トラブル~勃発 [トラブル]

さて、最大の決断を下しパートナーを大成建設と決めた同じ日の18時頃。

契約を解除するために、意を決して、三井のM氏(以下M)に連絡をすることにしました。

 

M:「はい。Mです。」

(この先の打ち合わせの予定を話し合うと思っていたのでしょう。声が明るいです。)

私:「大変申し訳ないのですが、悩みに悩んだ結果、大成さんに決めましたので契約のほうを解除させていただきたいのですが。」

M:「え??どういうことですか?」

私:「どちらのプランもよく、昨日からずっと悩んでたのですが最終的に大成さんのほうが、こちらの予算に近い見積ですので決めました。」

M:「それでは納得できません!こちらのプランもいいと仰っていただいているのに、それでしたら追加値引という形もできますし。」

(「相手が下げたから下げる」というのはどうなんでしょう?それじゃあ、何のための見積もりなのかと思うし、「だったら最初から予算に合わせろ」と言いたい)

私:「悩みぬいた上での決断ですので、そこを尊重して下さい。」

M:「大成さんは住宅事業は厳しい状況です。hidenosukeさんの場合、野村さんの件もありますから。積水とかで建てるというのなら話も分かりますが。」

(関係ないじゃん。大きなお世話だよ!)

私:「他に設備的にも大成さんの方は希望するものがすべて入ってますし。」

M:「これからの打ち合わせで削ったり足したりして希望に沿う形にもっていくものですよ。そんなことで一生の買い物を決められたのですか?」

(ムカッ!)

私:「いや。別にそれだけではないですよ。構造材も大成さんの方が気に入ってます。三井さんは屋根には同じような材料を使ってますけど、壁は普通のツーバイですし、断熱性能は大成さんの方が上だと思ってます。」

M:「熱の影響というのはほとんどが屋根からで、壁のほうはそれほど影響はないですし、それをやるとオーバースペックになってしまうのです。それに大成さんの工法は継ぎ目の施工が特殊で、施工が大変ですよ。」

 

と、侃侃諤諤の議論を交わしても話は平行線。

 

私:「とにかく、もう決めましたので解約という方向でお願いします。」

M:「そうですか。そうなると支店長と出向き、どうして解約したいのか具体的にお話を聞かなければなりません。それと、今までに打ち合わせに要した私の人件費とか交通費とかかかった経費を実費精算することになりますが。」

(裏の顔が見えてきた...)

私:「そりゃあないでしょ!Mさんも重々承知の上で、ここまで話を進めてきたんでしょ。」

M:「いや、私はあくまで住林さんに対してあの条件を出したのであって大成さんに対するものではありません!それに10日という期日を過ぎてます。」

(今まで逐一状況を報告していたのは何だったの?「約束の期日は過ぎちゃうけどそれでもいいですか?」という確認をしてたんだろ!)

ちなみに後で確認すると、文面に”住友林業”なんてどこにも書いていませんでした。

私:「あ、そうだったらそれでいいですよ!解約の手続きとって下さいよ!」

 

そんなやりとりが続き90分くらい電話していたでしょうか?

結局この日は結論が出ず、後日改めて電話するということでこの場は終わりました。この上なく後味が悪いです。

 

何をそんなにムキになってるんだろう。

「大成に決めた」って事後報告だったからなのか?

でも、「こっちに決めようと思ってるけどいい?」なんてお伺いをたてるものではないと思うし。

それとも、断る理由があいまいだったからなのか?

会話の中でM氏は「人もプランも全部大成さんの方がいいと言われるのであれば潔く諦めますが」なんて言ってましたが、そんなことが理由であれば最初から悩む余地なんてないと思います。

それに、仮にそう言ったところで素直に引き下がるとは到底思えません。

結局は、一度契約したものを覆されることが営業成績優秀な彼にとって、ひどくプライドを傷つけられ、意固地になっているのではないのかと思います。

 

ほとほと疲れ果て、とにかくこの事は大成サイドにも報告しておかなければなりません。

こういう話はダイレクトに上に話をした方が早いと思い、所長のK氏へ電話をしました。

私:「これこれ、こういう事で実は三井さんとは契約をしていたんです。そして、先程先方に連絡を入れて話をしたのですが、どうにも引き下がってもらえず参ってしまいました...」

K氏:「そうだったんですか。そういうことであれば通常は無償で解約ということになると思いますけど。」

私:「いや、ただ形の上では契約は確かに交わしているし、10日という期日も過ぎてはいるので違約金は避けられないと思うんですけど。」

K氏:「そうですねぇ。でも、それは交渉された方がいいですよ。」

私:「はい。また、明日電話しようと思ってますけど何だかふっかけられそうで。それが心配なんです。いくら請求されるんだか...」

K氏:「三井さんは大きい会社ですし、そんな事はしないと思いますが。hidenosukeさん、その違約金がはっきりわかったらざっくばらんに言って下さい。私のほうも、こういう事情があるということを上のものに報告しておきますから。私の上というのは、もう取締役しかいませんから。」

(この時のK氏の対応にどれだけ心が救われたかわかりません)

私:「はい。わかりました。また、何かありましたら連絡いたしますのでよろしくお願いします。」

 

さて、ここからの焦点は申込金として払った100万+1万5000円(印紙代)が戻ってくるかどうかです。(印紙代は仕方ないですけどね)

 

この夜は、食事が喉を通りませんでした(-_-;)。

せっかく、パートナーが決まった日だというのに...

 

 

 

 


依頼先決定! [相見積]

6月13日。

日中も仕事をしながら、頭の中をグルグル両社のプランが渦巻いておりました。

両親にもプランを見せて、意見を仰いだり。

ちなみに両親は、”大成がいいんじゃない”で一致。

 

そんな最中、大成の所長K氏から電話が。

K氏:「お世話になります。その後はいかがでしょうか?」

私:「すみません。今日中には自分としても決めたいと思っているのですが。」

K氏:「何かあれば、なんなりと仰っていただければ。」

私:「そうですねぇ...こちらの要望でしていただいたから仕方ないんですけど、床面積を縮めてもらった分せっかくの収納スペースがなくなってしまったところが、ちょっと残念ですねぇ。」

K氏:「そうですか。わかりました。」

私:「それとせっかくビルトインガレージにしていただいたんですが、このプランだと一旦外側を回ってから玄関に行かなければならず、雨が降っているときなんかはけっこう不便かなぁ。」

(ぜいたくなこと言ってますが(^_^;))

K氏:「なるほど。確かにそうですね...わかりました!」

 

日中こんなやりとりがあり、相変わらず踏ん切りがつかない私。

そして夕方になり、再びK氏から電話が入る。

K氏:「先程仰られた内容を受けて、再度プランを手直ししましたので見ていただければ。」

私:「そうですか。じゃあ会社のほうにFAXしていただければ。」

K氏:「もう、そちらに向かっておりますので。」

私:「そうですか。それでは5時頃にお願いします。」

K氏:「はい、わかりました。よろしくお願いします。」

 

しかし大成さんも必死です。いつもこんな手法で契約取ってるのかなぁ...などと思いつつ、約束の時間になりました。

そして、いよいよ最後のプレゼン。

この日もT氏、N氏、K氏と勢揃いです。

 

さぁ、最後の最後に提出されたその中身は...

  1. 延床面積が元に戻ってます!したがって、収納も復活しました。
  2. ガレージから直接家の中に入ることができる内玄関が別に取り付けられています。
  3. コスト調整するために屋根の形状が若干変更されています。

引き換えの条件として

  1. 費用がかさむFRP防水になっていたところを勾配をつけて通常のルーフィングに変更
  2. 門扉(引き込みゲート)をつけないオープン外構(これについては予算が追いつかなければなくてもいい、と以前言っておりました)

おぉ!随分思い切ったなぁ。

でも、いくら部分的に予算を圧縮してもこれだとどう考えても大幅予算オーバーに逆戻りです。

私:「いいですねぇ。でも、これだとせっかく下げてもらった見積が...」

K氏:「見積は前回と同様で結構です。どうか、これでご決断下さい。」

 (え?こんなにしてもらって金額据置ですか!!)

 (ついに決断するときがきたな)

私:「......これでいきましょう!よろしくお願いします。」

大成3名:「ありがとうございます!!誠心誠意頑張りますのでよろしくお願いします!!」

 

ようやく、ようやくパートナーが決定した瞬間です!

長かったぁ...ほんっと、長かった。

 

最終的に大成建設に決定したその理由を挙げてみたいと思います。

  1. 当初一番に掲げていた”断熱気密性能”が、競合3社の中で最も優れているであろうと判断したこと。(あくまで私見ですけど)
  2. 土地の高低差を活かしたスキップフロアを取り入れたプランが生活に変化がついて楽しそうです。
  3. 外観はイメージと一番近い”シンプルモダン”だったこと。
  4. 見積金額が予算に最も近かったこと。
  5. 希望した衛生設備はすべて盛り込まれていること。
  6. 営業T氏の誠実な人柄もさることながら、チームワークの良さを感じました。

この他にも、打ち合わせ過程において

  • キッチンのシンクを標準品から静音仕様にサービス
  • 庭とつながる掃きだし窓の前の土間(タイル施工)をサービス
  • カーテン・照明工事をサービス

等々、実質値引をカウントしたら相当なものになりますね。

なんでここまでしてくれたのだろう?

別に何億という豪邸を建てるわけでもないのに。

 

さて、ようやく建築に向けてスタートすることができます。

でも、その前に条件付で交わした三井との契約を解除しなければなりません。

 

もう一仕事です。このもう一仕事が...

 

 

 

 

 


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