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トラブル~勃発 [トラブル]

さて、最大の決断を下しパートナーを大成建設と決めた同じ日の18時頃。

契約を解除するために、意を決して、三井のM氏(以下M)に連絡をすることにしました。

 

M:「はい。Mです。」

(この先の打ち合わせの予定を話し合うと思っていたのでしょう。声が明るいです。)

私:「大変申し訳ないのですが、悩みに悩んだ結果、大成さんに決めましたので契約のほうを解除させていただきたいのですが。」

M:「え??どういうことですか?」

私:「どちらのプランもよく、昨日からずっと悩んでたのですが最終的に大成さんのほうが、こちらの予算に近い見積ですので決めました。」

M:「それでは納得できません!こちらのプランもいいと仰っていただいているのに、それでしたら追加値引という形もできますし。」

(「相手が下げたから下げる」というのはどうなんでしょう?それじゃあ、何のための見積もりなのかと思うし、「だったら最初から予算に合わせろ」と言いたい)

私:「悩みぬいた上での決断ですので、そこを尊重して下さい。」

M:「大成さんは住宅事業は厳しい状況です。hidenosukeさんの場合、野村さんの件もありますから。積水とかで建てるというのなら話も分かりますが。」

(関係ないじゃん。大きなお世話だよ!)

私:「他に設備的にも大成さんの方は希望するものがすべて入ってますし。」

M:「これからの打ち合わせで削ったり足したりして希望に沿う形にもっていくものですよ。そんなことで一生の買い物を決められたのですか?」

(ムカッ!)

私:「いや。別にそれだけではないですよ。構造材も大成さんの方が気に入ってます。三井さんは屋根には同じような材料を使ってますけど、壁は普通のツーバイですし、断熱性能は大成さんの方が上だと思ってます。」

M:「熱の影響というのはほとんどが屋根からで、壁のほうはそれほど影響はないですし、それをやるとオーバースペックになってしまうのです。それに大成さんの工法は継ぎ目の施工が特殊で、施工が大変ですよ。」

 

と、侃侃諤諤の議論を交わしても話は平行線。

 

私:「とにかく、もう決めましたので解約という方向でお願いします。」

M:「そうですか。そうなると支店長と出向き、どうして解約したいのか具体的にお話を聞かなければなりません。それと、今までに打ち合わせに要した私の人件費とか交通費とかかかった経費を実費精算することになりますが。」

(裏の顔が見えてきた...)

私:「そりゃあないでしょ!Mさんも重々承知の上で、ここまで話を進めてきたんでしょ。」

M:「いや、私はあくまで住林さんに対してあの条件を出したのであって大成さんに対するものではありません!それに10日という期日を過ぎてます。」

(今まで逐一状況を報告していたのは何だったの?「約束の期日は過ぎちゃうけどそれでもいいですか?」という確認をしてたんだろ!)

ちなみに後で確認すると、文面に”住友林業”なんてどこにも書いていませんでした。

私:「あ、そうだったらそれでいいですよ!解約の手続きとって下さいよ!」

 

そんなやりとりが続き90分くらい電話していたでしょうか?

結局この日は結論が出ず、後日改めて電話するということでこの場は終わりました。この上なく後味が悪いです。

 

何をそんなにムキになってるんだろう。

「大成に決めた」って事後報告だったからなのか?

でも、「こっちに決めようと思ってるけどいい?」なんてお伺いをたてるものではないと思うし。

それとも、断る理由があいまいだったからなのか?

会話の中でM氏は「人もプランも全部大成さんの方がいいと言われるのであれば潔く諦めますが」なんて言ってましたが、そんなことが理由であれば最初から悩む余地なんてないと思います。

それに、仮にそう言ったところで素直に引き下がるとは到底思えません。

結局は、一度契約したものを覆されることが営業成績優秀な彼にとって、ひどくプライドを傷つけられ、意固地になっているのではないのかと思います。

 

ほとほと疲れ果て、とにかくこの事は大成サイドにも報告しておかなければなりません。

こういう話はダイレクトに上に話をした方が早いと思い、所長のK氏へ電話をしました。

私:「これこれ、こういう事で実は三井さんとは契約をしていたんです。そして、先程先方に連絡を入れて話をしたのですが、どうにも引き下がってもらえず参ってしまいました...」

K氏:「そうだったんですか。そういうことであれば通常は無償で解約ということになると思いますけど。」

私:「いや、ただ形の上では契約は確かに交わしているし、10日という期日も過ぎてはいるので違約金は避けられないと思うんですけど。」

K氏:「そうですねぇ。でも、それは交渉された方がいいですよ。」

私:「はい。また、明日電話しようと思ってますけど何だかふっかけられそうで。それが心配なんです。いくら請求されるんだか...」

K氏:「三井さんは大きい会社ですし、そんな事はしないと思いますが。hidenosukeさん、その違約金がはっきりわかったらざっくばらんに言って下さい。私のほうも、こういう事情があるということを上のものに報告しておきますから。私の上というのは、もう取締役しかいませんから。」

(この時のK氏の対応にどれだけ心が救われたかわかりません)

私:「はい。わかりました。また、何かありましたら連絡いたしますのでよろしくお願いします。」

 

さて、ここからの焦点は申込金として払った100万+1万5000円(印紙代)が戻ってくるかどうかです。(印紙代は仕方ないですけどね)

 

この夜は、食事が喉を通りませんでした(-_-;)。

せっかく、パートナーが決まった日だというのに...

 

 

 

 


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コメント 6

さえ

hidenosukeさん、こんにちは。
「そんなことで一生の買い物を決められたのですか?」みたいな
言い方をする人とはお付き合いしたくないです!
「かかかった経費を実費精算することになりますが」なんて、
脅しているみたいで最悪!
せっかくのマイホーム計画がいや~なムードになっちゃいますよね。
契約解除して正解だったかも・・・なんて、
今はどんな状況になっているか、すごーく気になりますぅ。
by さえ (2005-09-02 23:39) 

hidenosuke

さえさん、こんにちは。
こんな事態が起こり得るかもしれない、と頭の片隅にはありましたけど、正直こんなに往生際が悪いとは思いませんでした。
by hidenosuke (2005-09-03 12:22) 

kyotto

人の化けの皮がはがれていく瞬間だぁ。
なんだか、とーってもヤな思いされたんですね。
多少食い下がりたい気持ちは人としてわからなくもないけど、
あんなこと言ったら、「いくら取られようともアンタところじゃ建てたくないよっ」て思われること位、考えが及ばなかったのかしらん?
結果パートナーさんを変えてよかったのかもしれませんね。
家作りは人!最近そんな風に思います。誠実に対応してもらえたら出来上がったうちにもきっと愛着がわくはず。
by kyotto (2005-09-05 16:34) 

hidenosuke

romeoさん、こんにちは。
「家作りは人」、まったくその通りだと思います。
営業が家を建てるわけではありませんが、施主の意向を真摯に受け止め多少時間がかかっても誠実に対応してくれる、そういうことが大事だと思います。
ですから、こちらも意見を求められたら誠心誠意回答するように心掛けるようにしています(^^)。
そんなことを繰り返して、家の完成度は上がっていくのではないでしょうか。
また、そうなれればいいなぁと願っております。
by hidenosuke (2005-09-06 08:01) 

余香回味

捨て台詞を吐いたような感じで、引き際が醜い営業ですね。
きれいに円満なかたちで終われれば、hidenosukeさんからの紹介客も見込まれたかもしれないのに。
やはり、「仮契約」とか「形式上の契約」という営業トークには要注意ですね。
(かくゆう私も、SWHの建築申込寸前までいきましたが、一晩考えてお断りしました。モデルハウスではその気になってしまいましたが、自宅で冷静に考えたらものすごい予算オーバーでしたから)
by 余香回味 (2006-06-09 13:11) 

hidenosuke

#余香回味さん
コメントありがとうございます。
ちょうど1年前くらいの出来事ですね。思い出すだけでも嫌な気分になります。
変なプライドを持った方だったんでしょう。何事に関しても引き際が肝心ですよね。余香回味さんの判断は正しかったですね。そうです。最初から予算オーバーだと、その後はいじりようもありませんから。
どうも、ハウスメーカーはお客の予算を考慮しない傾向にあるようで、もっと親身になって検討して欲しいものです(無理な話かもしれませんが)
by hidenosuke (2006-06-09 17:14) 

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